ぐりもあさんの手記

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星色騎士と光の戦士 第一話

2018
28

皆さんこんばんは! ぐりけとるです。

今回からちまちま二次創作書いていきたいと思います。


【ATTENTION】

ブログ初の小説投稿です。
あったかい目で見てくれると幸いです。
この創作はネタバレを含みますので苦手な方はブラウザバック推奨です。


それでもイイという方はぜひ読み進めてくださいませ...♪*゚










☆★☆★☆★☆★









貴方のエーテルが大地に還り、蒼天へと舞っていった時。
私は一筋の雫を零した。
その雫はこの地の優しくも冷たい風にそっと撫でられゆっくりと乾いていった。


***


この地へは何度来たのだろうか。
人々の心は冷たく、外から来た私を疎外した国、イシュガルドに。
しかし唯一優しくしてくれた所があった。
四大名家の一つ、フォルタン家だ。
そこに仕える騎士、オルシュファンは人当たりがよく、私が無実の罪を着せられた時にも助けてくれた。
それどころか皆を勇気づけ、鼓舞してくれた記憶がある。

そんな彼はある日突然死んだのだ。
私を庇って死んだのだ。
盾を突き抜け槍が突き刺さったあの情景を数年経った今でも覚えている。

もし、私が早く気が付いたら?
もし、私が早く回復を始めていたら?
もし、私が死んでしまったのなら?

彼を思い出すとたくさんのもしも話が浮かんで離れなくなる。

それを振り払うためにもクルザス中央高地にある墓標に月に一度の間隔で足を運んでいる。

最近は帝国軍を追いかけ回したり、時に身を潜めていた。
その時丁度東方遠征をする事になった。
ひんがしの国唯一の貿易港クガネ。
丈の低い草が一面に広がるステップ地帯のアジムステップ。
クルザスとはかなり離れた地に飛び回っていたためか長い月日が経ってしまったようだ。

随分と来るのが遅れてすまないと心の中で思いつつ彼の墓標がある小高い丘まで歩いていった。

歩く中で、もういない彼に近況報告をするために今回の東方遠征で面白かったこと、良かったことを思い出した。

ひんがしの国はそもそも家の作りがちがうだとか。
アジムステップに行った時に一人称が『余輩』で強気なアウラ族がいたり。
宿敵であり、最後に友になった敵将ゼノスを打ち破ったことなど。

決して平坦な道では無かったけれどどれもイイ思い出だったなと少し心が弾んだ。
でも、やっぱり彼が生きていてこの話を受け止めてくれるならもっと詳しく話せたのかも知れない。
そして何よりもっと、もっと面白くて楽しいものだったのかも知れない。

「やっぱり貴方が居ないと寂しいや……。」

ぽつり、と零した言葉はあの日の涙のようにすうっと溶けて消えていった。

考えながら歩いた為か少し早く着いたような気がした。
フランセルがいつも墓標を掃除しているためか小綺麗になっている。
そんな墓標の横に座り、先程考えていた事を話した。

話し出すと止まることを知らずどんどん弾むように言葉が続く。
何も喋ることはない墓標話しかけているだけだが、不思議と考えていなかったようなことまで話してしまうのだった。


***

あれからかれこれ数時間ほど話しただろうか。
少しだけ日が傾き始めていたのだった。

「じゃ、私はここまでとするよ。」

ぐぐっと大きく背伸びをし立ち上がってもと来た道を辿って帰ろうとした瞬間。

超える力が発動した時のようなあの耳鳴りと激しい頭痛が私を襲った。
ぐらりんりんと視界が反転しそのまま意識を手放した。


目を覚ました時は陽が一気に傾き始めそうなあの日と同じような夕暮れ空だった。

むくりと起き上がり、衣服の中に侵入してしまった雪たちを払いつつ急いで帰ろうと思ったその時だった。

「グラディウス! 」

誰かが私を呼ぶような声が聞こえた。
この場所には誰も居ないはずなのに誰だ。
そう思い声がしたあたりを見渡すともう居ないはずの『彼』の姿があった。

「オルシュファン……なのか?」


次回に続く……。
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